三田巡朗のぐるっと廻って

事物(もの)を知らないまま大人になってしまった。自然と共に。

セミの命

8月10日は、調布市多摩川自然情報館で「虫採り名人と昆虫採集をしよう!」の手伝いを行った。
やる気は十分なのに「虫が触れてない」とへっぴり腰だった子も、30分後には、コツをつかんで夢中になっていた。
私も子供に虫が隠れているところを教えながら、セミを捕まえてはリリースなどした。

新しい発見があった。
地上に出たら、セミの命は一週間だと思っていが、実は虫かごに入れてしまうと1時間から2時間で絶命してしまう。
あのスカスカの体は、樹液の供給が絶たれると2時間も経たないうちに、命の炎が尽きてしまう。
蝶やバッタは、2時間では死なない。
子どもたちが観察してスケッチなどしていううちに、ひっくり返っていくセミをみて、生きていける条件が限られているのだと改めて教わった。

今、夜、道に落ちて動きが鈍くなっているセミを見ると、このままだと命は僅かなのだと思わずにはいられない。

2匹揃って前進を繰り返す。元気があるなと感心していたが、実は、最後の生への執着だった。(2013年8月10日 撮影)

2匹揃って前進を繰り返す。元気があるなと感心していたが、実は、最後の生への執着だった。(2013年8月10日 撮影)

昨年のお盆。早朝の公園でスケッチをしていたところ、私のシューズに這い上がってきたセミ (2012年8月14日)

昨年のお盆。早朝の公園でスケッチをしていたところ、私のシューズに這い上がってきたセミ (2012年8月14日)


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