三田巡朗のぐるっと廻って

事物(もの)を知らないまま大人になってしまった。自然と共に。

エノコログサ(猫じゃらし)は、食草だった!?

道端でよく見かける雑草「猫じゃらし」。たくさん実をつけているので食べられないのかなと素朴な疑問を持つも、雑草だから食べられないと答えを出したことはないだろうか?ところが、明治頃までは、栽培までされていて、飢饉の時のコメの代替食になっていたようだ。

『有用植物図説』(明治二十四年 刊行)に、
「アヲヤギ エノコロ草ノ子粒(しりゅう)ナリ。丹波ニ於(おい)テ陸田(りくでん)ニ作リ、穀ヲ収メ米二交へ炊キ云々」
と記載されている。

アキノエノコログサ

アキノエノコログサ

キンエノコログサ

キンエノコログサ

(2012年10月13日 多摩川 撮影)

エノコログサ(イネ科エノコログサ属) 犬の尾に似ている(犬っころ草)から、エノコログサになった。
アワは、エノコログサを原種としている。日本では、米よりも早くから栽培され、縄文時代からも出土している。

参考 竹べらとペン―考古学と随想 (現代教養文庫)

関連記事:


Tagged as: ,

Leave a Response