Miami Days #3 街の印象
(※主観的な文章なので、当てはまらないことも多いかと思います。)
街の印象を一言でいうと「お互いに気を付けている」という感じがした。
滞在していたマイアミのダウンタウン北側の郊外は、警備の固い高級高層マンション以外は、窓に鉄柵を備える家ばかりで、そういう場所であることを示している。
家もテナントも「FOR SALE」の看板が目立つ。マイアミ国際空港から真東に伸びる国道195号線まではざらだが、州道934号線まで北上すると、売り家の方が多いくらいだ。広大なショッピングモールも空きテナントばかりで、開店しているのが1/4以下というのはさすがに荒廃感が漂う。全部にお店が入っていたのは、何年前のことだろうか?
生鮮野菜を売る巨大スーパーマーケットを見つけたが、セキュリティ上、鞄類を全部預けなければならなかった。
バスに乗って移動していたので、アフリカン・アメリカン、白人、ヒスパニックのラテン系、キューバ系、いろんな方を見掛けたが、景気によるものだろう閉塞感を感じた。(これは日本でも場所によって感じる。)
また、地域と相まって、ホテル、オフィス、レストラン、スーパー、バスetc といった施設によっても、スタッフや客層が変わっていく。日本も同じことが言えるのだが、わかりやすい。
声を荒げている人もいたが、人と話す時は、一呼吸おいてなるべく丁寧に話しているように見えた。(私の英語がもっとも荒い気がした・・・。)
スーパーは、24時間のところもあり、何でも揃っていたが、どこへ行っても同じものがあり、日本ほど一つのものを沢山の種類の中から「選ぶ」という感覚はなかった。うっかり高額紙幣を使わなければいけない時は、光にかざしたり、感熱紙へ擦ってチェックされることが多かった。
以前は、「ジャパニーズか?」と聞かれることが多かったが、今回はどこへ行っても、「チャイニーズか?」と声をかけられ、時流を感じた。
これらの「自分たちで注意している」姿勢は、国内の少子高齢化や、金策の工面から外国人を招致している状況などを鑑みて、日本でも徐々に強くなってくるのではと感じるし、別段不思議でもなかった。
次号からは、動物編になる予定だ。
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