ヤマボウシを食べる
最近では、ハナミズキと並んで街路樹として見かける機会の多いヤマボウシ。ごつごつしたサクランボのような実を沢山つけている。赤く熟して美味しそうだったので一つもいで食べてみた。
子供頃、金時山でヤマボウシの実りを見て以来、山にしか生えていないものと思っていたが、最近では街路樹としてよく見かける。でも、私の中で街のヤマボウシと山に生えているヤマボウシが一致したのは最近のこと。
私のよく歩く道沿いには、ハナミズキとヤマボウシが沢山植えられている。夏の終わりには、まだ上を向いて生っていた実も、いつの間にか赤く熟し、美味しそうに重そうなその実を垂らし、鳥たちがついばんで穴の開いた実も見かける。
一つもいで軽く水で洗い、割ってみる。実が小さいのでわずかだが、マンゴーのような甘ったるい香りが漂う。口に含んでみたところほんのり甘い。やわらかい果実だけを吸い出した後には、ざらついた果皮と、種子が舌に残る。気にせず果皮も食べてしまえばよいが、実だけを器用に食べるのは、少し大変かもしれない。焼酎に漬けて果実酒にするのがいいようだ。
ref: ヤマボウシ – Wikipedia