マルバチシャの実
マルバチシャは、千葉県の鴨川が北限の割と珍しい木。
林試の森公園に生えている。10月2日には、既に黄色くなっていたので、3週間が経っているが、一層黄色く輝いて見えた。
根元には、熟した実が落ちており、古くなった実は、こげ茶色に変色してしぼんでいた。
熟した実は食べられるらしく、二つほど拾ってかじってみた。
水道がないので、表皮を剥くと、白く中は食パンのような繊維でやわらかいが、酸化が早いのかすぐに黄色く変色した。
薄甘い感じが口に広がるが、自然の実ゆえで少し癖がある。不思議な食感だ。
葉は、大きくて丸いが、表面に毛が生えておりゴワゴワしている。若葉は、食べられレタスの木と言われたそうだが、ちょっと口に入れるのは難しいかもしれない。
(2012年10月24日 撮影)