三田巡朗のぐるっと廻って

事物(もの)を知らないまま大人になってしまった。自然と共に。

カラスの食事

事務所の近所のハシブトガラスも一羽、ひと目につくところで地面に降りてコツコツと細かいものを食べている。食事を得る能力が少し弱いのかなとやや心配になるが、ホッピングしながらのその姿は、大きいスズメ、大きいハト、ハシボソガラスのようだなと思いながら遠巻きに眺めている。

林試の森のハシブトガラスも面白い食事をしている。
早朝にゴミ捨場で得られる人間の残飯が彼らの生命線だろうと予想している私にとって、彼らが、腐食した木をつついたり、イイギリの実を貯食したり、ムクノキの実を食べている姿はとても新鮮に映る。雑食だから不思議ではないが、山で暮らしているときはこんなかんじなのだろうと思わせる。

2014.9.30 撮影

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カラスが実をかじるというと「甘く熟れた柿」くらいしか思い浮かばないが・・・。

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イイギリの実だと思うが、少し離れたところにあり、ここに固まっているのはやや不自然。それにしても、早熟のイイギリだったのだろうか。また、鳥があまり食べない実として知られているイイギリの実を美食家のカラスがこんなに頬張るのも意外だ。

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ここのカラスは森林型な感じがして面白い。ビルの間をビュンビュン飛ぶカラスと同じように、木々の間を急旋回しながら追いかけ合っている。

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寝る前の食事だろう。ムクノキの実を食べるカラス。

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ムクノキの実

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