疥癬症で脱毛し、角質化した皮膚が裂けているタヌキ (2月7日 5)
代々木公園で、水を飲みに来る野鳥を待っていると、茂みが動いて動物が近づいてくるのがわかった。猫ではないかと思ったが、途中の茂みの裏で静止し、しばらく間をおいてから水辺に現れたそれは、体毛がなく、皮膚がひび割れ、出血も見られる弱弱しいタヌキ(イヌ科)だった。
疥癬と聞いて、私は白癬の水虫と似たもののように思ったが、痒みを伴うこと以外に関係はない。
疥癬の場合は、ヒゼンダニ類が皮膚の角質に寄生するために起こる痒みから、自分自身をかきむしり、結果毛が抜け落ちてしまう。角質化した皮膚が裂け、そこから二次感染を引き起こすこともある。
ref.タヌキの脱毛症状(疥癬症) – 東京タヌキ探検隊!