三田巡朗のぐるっと廻って

事物(もの)を知らないまま大人になってしまった。自然と共に。

山川惣治 少年ケニア

先日、調べ物をしていた時に、2008年頃、山川惣治展があったことを知り、その図録を取り寄せたいと調べたところ、「山川惣治―「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家 (らんぷの本)」に行きついた。
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山川惣治は、私の年代だと江戸川乱歩シリーズのイラストレーターと説明した方が分かりやすいかもしれない。

80年代に、角川映画で「少年ケニア」が放映された。
この頃に、私は、少年ケニアの文庫を読んでもらったり、読んでおり、ワタル少年が、アフリカのジャングルの奥地を冒険する様に、大変ワクワクした。

さて、上記の本だが、山川氏が晩年、横尾忠則氏に贈った油彩、「ホワイトバッファロー」は、含まれていなかったのが残念だが、多くの作家が晩年になり衰えて筆をおく中、最後まで躍動感あふれる絵を制作し続けたことがうかがるのはとても心強いことだ。

少年ケニアは、私の原体験の一つとなっていると思うので、ここに書きとめておく。

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