三田巡朗のぐるっと廻って

事物(もの)を知らないまま大人になってしまった。自然と共に。

こまばのまつり(駒場野公園)

京王井の頭線の車窓から外を眺めていると、駒場東大前駅を出発して目の前に現れる田園風景をご存知ですか?

9月30日(日)駒場野公園で開催された「こまばのまつり」に行った。あいにくの台風接近で、早い開催時間は短縮されていたが、多くの人出で賑わっていた。

この公園は、都心ではめずらしい水田と雑木林が残り、多様な動植物が共存している。
この日も、自然観察舎の建つ入口から入ると、いきなりシジュウカラが私の肩をかすめて飛んでいくという歓迎を受けた。続いて、メジロ、ヒヨドリ、スズメ、ザリガニ、イナゴなど通り抜けるだけでも多くの生き物に出会え、自然の豊かさを感じさせられた。

自然観察舎とボランティア団体によるテントで、木酢液ならぬ「竹酢液」と目黒区内の9つの散策コースをまとめた「みどりの散歩道」というガイドを購入した。今後の散策が楽しみになってくる。炭焼きは毎年3月初旬に行っているそうなので、興味があれば問い合わせるとよいだろう。

こまばのまつりの風景

こまばのまつりの風景

稲刈りは毎年10月中旬。夏が終わると早々に刈ってしまう田んぼが多い中、かかしを立てたり、昔ながらの農法を継承しているようだ

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